正解はあるの?腕時計の付け方を位置やシーン別に考える

主に時間を確認するために使用する腕時計ですが、ファッションのワンポイントにしたり、ビジネスマナーとして重要な役割を持っていたりと、さまざまな役割を持っています。


そんな腕時計ですが、正しい付け方はあるのでしょうか?「もし間違っていたら、格好悪い?」「この付け方はマナー違反?」と心配になってしまうこともありますよね。腕時計を日頃から使う人ほど気になってしまうでしょう。


本記事では、腕時計に正しい付け方があるのか、位置や向きなどでマナー違反になってしまうことはあるのかなど、腕時計の正しい知識について詳しくご紹介します。


■腕時計を付ける正しい位置や方向はあるの?


腕時計を付けるときに正しい位置や方向はあるのでしょうか。毎日の付け方は合っているのでしょうか。


結論から言ってしまうと、腕時計を付ける際の正しい位置や方向は定められていません。自由に付けても全く問題ありません。

ファッションを楽しむためならトータルコーディネートに合った付け方を、ビジネスシーンならTPOに合わせた付け方をしていれば、気にする必要はありません。


社会的な経験を積んでいくうちに、腕時計についてさまざまなマナーや知識を身に付ける機会が増えるでしょう。

たとえば「女性は文字盤を手首の内側に向ける」「フォーマルな席では、腕時計を袖で隠す」など、「言われてみれば聞いたことがあるかも…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。


ただこの知識はすべて「暗黙の了解」であり、公的なルールでもなければ厳守するべきマナーでもありません。違う付け方をしていても非難される理由はありません。


腕時計はデザインも多彩で、時間を確認するだけではなく、腕元をおしゃれに飾ってくれるアイテムです。ファッションや趣味を楽しむために、自由な場所に付けてください。


とはいえ「腕時計の正しい付け方はない」と言っても、性別やシーンで使い分けたほうが良いこともあります。

腕時計を賢く使いこなす秘訣を知って、必要だと感じたときにはぜひ使い分けをしてみましょう。


■腕時計の基本位置

腕時計に正しい付け方はありませんが、「基本的にはここに付けておくべき」という位置はあります。ここからは基本的な位置について詳しくご紹介します。


・利き腕と反対側の手首に付けると便利


右利きの人は左手首に、左利きの人は右手首に付けると日常生活の中で違和感なく時間を確認できます。ためしに、利き腕に腕時計をしてみてください。ちょっとした動作のときに違和感がある気がしませんか?


作業や日常生活でよく使うのが利き腕・利き手です。利き腕に腕時計を付けて生活していると、何かと作業の邪魔になります。

メモしようとすると、腕時計がデスクに当たってしまいますし、物を取ろうとして腕時計が引っかかってしまうことも。ほかにも「ん?」と違和感や不快感に気付くシーンが多くなるでしょう。利き腕と反対側の手首に付けるとそういった障害は激減し、スムーズに作業できます。日常生活の利便性を考えると、利き腕の反対側に腕時計を付けると不便さを感じにくいでしょう。


もちろん、利き腕に付けても構いません。あくまで自分の好みで決められます。あえて利き腕に付け、筆記や手を使う動作で腕時計を目立たせるテクニックもあるほどです。また「単純に利き腕に付けたほうが見やすい」という人もいます。


腕時計を付ける位置としては、手首の出っ張った骨の少し上がおすすめです。手首の両脇にある出っ張った骨は、親指側を「橈骨(とうこつ)」、小指側を「尺骨(しゃっこつ)」と呼びます。腕時計を付けるときには橈骨と尺骨の少し上あたりを目安にすると、文字盤が見やすく、収まりが良くなります。


・性別ごとに腕時計を付けると良いとされる場所は?


「腕時計に正しい付け方がない」というのは前述の通りですが、性別によって付ける位置が違う傾向にあるのも確かです。


男性は文字盤を手首の外側に向けて付けることが多い傾向があります。これは男性の時計のリューズが右側にあるので、文字盤を手首の外側に向けて左手に付ければ、右手でリューズを巻きやすいという事情から定着したと考えられます。


女性の中には利き腕に腕時計を付け、手首の内側に文字盤を向ける人もいます。この傾向は男性よりも多く見られます。


利き腕に付けるのは、リューズが手の甲に当たって肌を傷付けてしまうのを避けたいという理由が多いようです。


手首の内側に文字盤を向ける傾向は、日本人女性特有のものであると言われています。女性の着物の特徴を踏まえて、脇を締めたまま時間を確認できるように、文字盤を内側に向けるようになったと考えられています。日本ならではの成り立ちですね。


あくまでも傾向の話なので、手首の外側・内側、どちらに文字盤を向けても間違いではありません。男性でも女性でも、自分が文字盤を見やすく、手を動かしやすい場所、ファッションに合わせやすい場所に付けるのが正解です。


■シーン別に解説!場に応じた腕時計の付け方


決まったルールがないとはいえ「基本的な腕時計の付け方があること」と「一般的な付け方」をご紹介しました。

この後は「シーンに応じた、腕時計の位置」をご紹介します。


・【シーン別】冠婚葬祭の腕時計の付け方は?


冠婚葬祭のような雰囲気を重視するシーンでは、腕時計があまり目立たないようにすることを意識しましょう。結婚式なら花婿と花嫁、葬儀の際にはお見送りする人への気持ちが優先です。あまりにも個性的なデザインや、ファッション最優先の腕時計では悪目立ちしてしまう可能性があります。


葬儀の際には黒革のベルトで、二針か三針のシンプルな腕時計が良いでしょう。クロノグラフのように凝ったつくりのものはなるべく避けてください。シンプルな腕時計を持っていない人は、腕時計を付けずに参列するのが無難です。


・【シーン別】ビジネスやオフィスでの付け方は?


ビジネスやオフィスで腕時計を付けるときは、袖口から文字盤がのぞく程度の位置に付けるとスマートです。時間を確認しやすい位置になるため、スピーディーに、または頻繁に時間を確認しなければいけない立場の人でも、サッと時計を確認できます。


ビジネスでの腕時計の役目はそれだけではありません。たとえば袖口からチラリと腕時計がのぞくと、上司や取引先と話が弾むきっかけが生まれるかもしれません。時間に気を遣えるというアピールにも繋がります。腕時計をビジネスチャンスやアピールチャンスに役立てられますね。


・【シーン別】プライベートやカジュアルなときは?


プライベートなど、オフの日を過ごすときにも腕時計を付けている人は多いですよね。ファッションに応じた腕時計の付け方で、コーディネートをグレードアップさせましょう。


1:ニット素材の服


大きめのニットは快適に暖かく過ごせますが、腕時計を付けても文字盤が袖に隠れてしまいます。せっかくのお気に入りの腕時計が見えないのは残念ですし、時間を確認する場合にも手間がかかりますよね。

そうならないためにも、ニット素材の服を着るときには、袖の上から腕時計を付けるのがおすすめです。時間の確認も簡単にできますし、コーディネートのワンポイントとして引き締める効果もあります。


2:和服


和服で腕時計を付ける際は、和服の柄と腕時計が喧嘩しないように、シンプルなデザインのものを選びましょう。


付け方としては目立ちにくい位置がおすすめです。手首より少し奥あたり、動いても袖口に当たらない場所に付けましょう。


■シーン別に選ぶ!TPOで楽しめる腕時計5選


腕時計の付け方について詳しく説明してきましたが、ここからはシーン別に楽しめるおすすめの腕時計をご紹介します。ビジネス・冠婚葬祭・プライベートなど、シーンごとにぴったりの腕時計を選びましょう。


■ビジネスシーンにぴったりのおすすめ腕時計


ビジネスシーンにはシンプルなデザインやカラーリングの腕時計がおすすめです。オフィススタイルに似合う腕時計を付けて、しっかりと時間を管理してお仕事に取り組みましょう。

 

・1815 Chronograph, Steel / Blue Sunray



ベストセラーの「1815」は、ビジネスシーンで大活躍する腕時計です。本来なら高級時計に使われるサファイアクリスタルガラスが惜しみなく使われており、ダークブルーの文字盤とスティールのドットインデックスが品良く輝いてます。

時分針と秒針は視認性が良く、忙しい時でもサッと時間を確認できます。品のある雰囲気が洗練さを醸し出し、ビジネスシーンでのコーディネートをグレードアップさせてくれるでしょう。

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価格:46,800円

サイズ:幅:41MM、厚み:11MM


■冠婚葬祭で身に付けたいおすすめの腕時計


冠婚葬祭には華美すぎず、フォーマルな雰囲気を持つ腕時計が似合います。洋装でも和装でも、幅広いシーンに対応できるデザインがおすすめです。


・1844 Chronograph, Steel / Black



シンプルでありながら研ぎ澄まされたデザインは、カラーリングと相まって洗練された印象を与えてくれます。

冠婚葬祭のどんなシーンでもそつなく似合い、同時にノーブルな雰囲気を出してくれるのも実力派「1844」ならではでしょう。

ブラックとホワイトの2色展開で、歴代ベストセラー製品でもあります。黒の文字盤はスティールのドットインデックスと融合するかのように相性が良く、視認性が高いのもおすすめポイントです。

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価格:46,800円

サイズ:ケース径:41MM、厚み:11 MM


■プライベート(フォーマル&アウトドア)でおすすめの腕時計


プライベートタイムにも「フォーマル」と「アウトドア」なシーンがあります。どちらのシーンでも無理なく使えるルックスと、高い機能を持った腕時計がおすすめです。


・1926 At’sea All Black / Black



統一されたブラックが印象的なデザインで、プライベートタイムをスマートに飾ってくれます。クールでスタイリッシュなルックスだけではなく、圧倒的な防水性にも注目。20ATM(日常生活用防水)/200METER(潜水用防水)の機能を持ち、潜水中にも使えるほどの防水性です。

フォーマル感の強いデザインでありながら、水辺での激しいアクティビティにも適した機能性の高い製品です。

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価格:37,400円

サイズ:ケース径:39.5MM、厚み:12MM


■プライベート(フォーマル)でおすすめの腕時計


プライベートでもフォーマル感が強いシーンなら、ラグジュアリー感を意識した腕時計がポテンシャルを発揮します。


・1820 AUTOMATIC Steel / Two Toned



ヴィンテージ感、ラグジュアリー感ともに文句なしのハイクオリティさを誇る1本。About Vintageのデザイン美学を体現している腕時計です。北欧デザインはシンプルながらも個性的、かつ品が良く、腕元を見事に演出してくれるでしょう。

ルックスだけではなく、その機能にも注目です。電池交換不要の機械式で、パワーリザーブが40時間にもおよぶ「高精度NH35A機械式オートマチックムーブメント」を搭載しています。

スタンダードベルトはイタリア製のクロコダイルレザー。身に付けるたびに肌に馴染み、付け心地がアップしていきます。

About Vintageの腕時計は、付け替え用ベルトを1本を大変お得にご購入することが出来ます。その日の気分やファッションに合わせてベルトで雰囲気を変えられます。

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価格:71,800円

サイズ:ケース径:40MM、厚み:11MM


■オールマイティなシーンに対応できるおすすめの腕時計


お気に入りの1本をオールマイティに使いこなすのも腕時計の楽しみです。


・1926 At’sea AUTOMATIC Steel / Black Vintage



”質感が高く、風貌も見易くて良い”、“サイトで見る以上に実物は繊細で素敵”など、お客様から絶賛レビューが押し寄せるのが「1926」。ルックス、機能ともに非の打ち所がない1本です。

機械式ダイバーズウォッチとして販売していますが、秀逸なデザインでどんなシーンでも活用できます。シンプルな北欧デザインが落とし込まれた文字盤は高級感にあふれ、それでいてどこか優しい雰囲気がありますね。

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価格:86,900円

サイズ:39MM×13MM


■腕時計を付ける位置に正解はない!


腕時計の付け方は自由です。利き腕の反対側の手首、あるいは利き腕でも構いませんし、文字盤は手首の外に向けても内側に向けても問題ありません。


付ける人の好み・ファッション、シーンに応じて優先したいマナーを意識して、上手に位置を分けると良いでしょう。


ただ、一般的に広がっている腕時計の付け方には、それぞれ歴史や意味がある場合も。それらを理解しつつ、自分なりの付け方を楽しんでください。


ビジネスや冠婚葬祭の場では、一般的に意識されるマナーもあります。基本をおさえ、柔軟に対応しましょう。幅広いシーンやファッション、そしてオーナーの趣味や楽しみに似合う腕時計をぜひ見付けて、腕元を飾ってくださいね。