こだわるからこそ知っておきたい。腕時計のパーツや機能の名称
腕時計にこだわりを持つ男性なら、腕時計の機能やパーツの名称をはじめとした基礎知識にもこだわってみませんか。詳しく知ることによって、お気に入りの腕時計への愛着がより深まりますよ。
本記事では、腕時計の機能やパーツの名称について詳しくご紹介します。中級者に向けた内容もありますので、腕時計に詳しいと自負されるかたもぜひご覧ください。
知っておくと便利な腕時計の各パーツ名称
精密機械である腕時計は、見た目から想像するよりも多くのパーツで構成されています。絶妙なバランスで配置されたパーツは、どれひとつとして不要なものはありません。それぞれが異なる働きをして時間を表示しているのです。
パーツの名称を無理に覚える必要はありませんが、腕時計にこだわりたい方であれば知っておいて損はありません。メンテナンスや腕時計購入時に役立つでしょう。
たとえば「ムーブメントの調子がおかしい」「ベゼルの感触に違和感が…」など、具体的な不調をお店でダイレクトに伝えられるため、店員さんもすぐに理解してもらうことができます。
新しい腕時計を探すときにも「インデックスはこんなテイストが良い」「ムーブメントはこんなタイプが好き」と的確に伝えられるので好みの腕時計と出会える確率が高まります。
パーツの種類や名称にはどんなものがある？
腕時計を覆うガラス部分や脇にあるネジのようなもの、時を刻む針など、それぞれに名称があります。パーツだけでなく腕時計の形にも、オーバル型やスクエア型などの名称がついています。
腕時計の知識をこれから深めていきたいとお考えの方は、パーツや腕時計の形に関する名称から覚えておくと良いでしょう。
ケース、ベゼル、リューズに指針…各パーツの名称やはたらきについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をお読みください。
他のブログ記事：
時計にこだわる男の美学。基礎を知っているからこそ広がる世界。
【中級者向け】腕時計の心臓・ムーブメントの種類
腕時計を愛する人なら一度は聞いたことがある「ムーブメント」。腕時計を駆動させる役割を果たす、言わば腕時計の心臓です。車で言えばエンジン部分にあたります。
搭載しているムーブメントの種類によって性能や特徴は大きく異なります。
- クォーツ式
- 手巻き式
- 自動手巻き式
腕時計のムーブメントは上記3つに分けられます。ではムーブメントごとの特徴を見ていきましょう。
1：クォーツ式
クォーツ式は電池が動力になっているムーブメントです。現在、市場で販売されている95％以上の腕時計にクォーツ式が採用されています。
精度をコントロールしているのは、水晶振動子（クォーツ）です。電池は使い切りタイプの一次電池、充電できるタイプの二次電池を商品によって使い分けています。
水晶振動子には、電圧を加えると高速振動する性質があります。振動によって集積回路（IC）がパルス信号に変換し、1秒ごとに送られるその信号によって針が正確な時間が表示される仕組みです。
クォーツ式の腕時計は衝撃に強く、壊れにくいのが特徴です。また、磁気の影響を受けにくく、携帯電話やタブレットなどの近くで使いやすいという一面もあります。
デジタルデバイスを使う機会が多い人にとっては大きなメリットになるでしょう。
2：手巻き式（機械式）
手巻き式はリューズ（３時位置のボタン）を使い、ゼンマイを手で巻き上げるムーブメントです。クラシックな腕時計に興味がある方の中には「手巻き式ならではの雰囲気が好き」という方も多いのではないでしょうか。
クォーツ式や自動巻き式が主流になっている今の時代でも手巻き式愛好家は多く、高い人気を誇っています。
手巻き式の場合、毎日ゼンマイを巻いて腕時計の動力を確保しなければいけません。しかしそのレトロな作業にこの上なく魅力を感じる方が多いのです。
手巻き式時計はクォーツに比べて少し重たいことが多く、この重厚感こそが「本物の時計」と感じる愛好家の方も多くいます。
3：自動巻き式（機械式）
自動巻き式は時計を付けた腕の動きによってゼンマイを巻き上げるタイプです。「着用しているだけでゼンマイが巻ける」というムーブメントの発明によって、ゼンマイを巻く手間がなくなりました。
自動巻き式のムーブメントにはローター（おもり）が搭載されています。腕を動かす（腕時計が動く）とローターが回転する仕組みによってゼンマイが巻き上がります。
腕時計にはゼンマイとリューズがついていますが、ごく普通に生活しているだけでもゼンマイが巻き上がるため、基本的に手動での巻き上げは不要です。
デメリットとしては、数日着用していないと時計が止まってしまうので、ワインディングマシーンを利用する必要が出てしまうことや、使い方に慣れていないとゼンマイの巻き上げのしすぎでゼンマイにダメージが与えられてしまったりすることがあります。
知っておきたい腕時計の機能と特長
ムーブメントの好みと同様に、腕時計に求める機能も人によって異なります。腕時計の長い歴史のなかで、職人やブランドは開発を続け、多種類の機能を生み出しました。
- ダイバーズ
- クロノグラフ
- GMT
- カレンダー（日付け機能）
- パワーリザーブ
- 電波時計
- トゥールビヨン
腕時計にはこのような機能があります。あなたの好みの機能はどれでしょうか。
1：ダイバーズ
高度な防水機能です。国際標準化機構で定められた規定をクリアしたもののみに認められる防水性の高さは、海への潜水時にも装着が可能なほどの信頼性を持っています。
3：GMT
GMTとは「グリニッジ・ミーン・タイム」の略にあたります。イギリス・グリニッジ天文台を基準にした標準時間を意味しています。
この機能を搭載した腕時計は複数のタイムゾーンを表示できるため、時間変更線を超える海外旅行や出張が多いかたに便利な機能です。
4：カレンダー
名称通り日付を表示する機能です。
一般的なカレンダー機能のほか、日付調整が不要な「永久（パーペチュアル）カレンダー」、年に一度日付調整が必要な「年次（アニュアル）カレンダー」などもあります。
一般的なカレンダー機能は月次カレンダーで、月に一度の調整が必要です。
5：パワーリザーブ
ムーブメントが手巻き式の腕時計は、ゼンマイを巻かなければやがて止まってしまいます。パワーリザーブとは駆動時間のことで、ゼンマイを巻かずに時計が動いている時間を意味しています。
最近では長時間巻かなくても止まらない「ロングパワーリザーブ」が主流になっています。
6：電波時計
電波時計はつねに正確な時間を示してくれます。24時間発信されている標準電波を受信して時刻情報に変換し、モーターに伝達する仕組みです。
いつでも正確な時間を確認できるのは、ビジネスや人間関係において大きな助けになりそうですね。
7：トゥールビヨン
トゥールビヨンはフランス語で「渦巻き」を意味します。時計の機能のなかでも高度な技術にあたり、世界三大複雑機構のひとつとも言われているほどです。
機械式腕時計は重力によって誤差が生じてしまいますが、トゥールビヨンはその誤差を補正する役割を果たします。
8：クロノグラフ
簡単に言えばストップウォッチ機能です。リューズの操作でスタート・ストップ・リセットなど手軽に操作できます。
クロノグラフは腕時計の中でも人気の機能です。詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
別ブログ記事：
「クロノグラフとは？優れた機能とルックスで人気を集める腕時計を徹底解説！」
【厳選】機能・デザイン性が両立したおすすめ腕時計5選！
知れば知るほど自分好みのものが欲しくなる…それが腕時計の魔力かもしれません。
ここからは機能性とデザイン性を両立させた、About Vintageが自信を持っておすすめする腕時計を紹介します。
1971 Automatic Swiss made, Rose Gold/ White
ケースとインデックスの印象がシンプルで上品、かつどこかレトロな雰囲気の腕時計です。裏側はスケルトンになっており、スイス製のSTP-11機械式ムーブメントが見える小粋なデザインが特徴的です。
スケルトンバックから見える小刻みに稼働するムーブメントは美しく、飽きることなく眺めてしまいそうですね。
1820 Automatic, Steel& Two Toned
純白のホワイトダイヤル、ケースのなかで控えめに膨らむユニークなスタイルの時針がモダンな印象を与えるドレスウォッチです。ムーブメントはNH35A機械式を搭載しています。
スイープセコンドの時針によって、ヴィンテージでクラシックな雰囲気を演出してくれます。
商品名の1820はトーマス・プレストが世界で初めて自動巻き時計の特許を登録した年に由来しています。
1982 GMT World Traveler, Steel/ Dark Blue & Off White
シンプルなドレスウォッチが定番の北欧時計としては珍しいGMT腕時計です。インデックスの大きさやベゼルの時間表示方法など、主張させたデザインのものが多いGMT腕時計ですが、About Vintageは北欧デザインならではの控えめな表現にこだわりました。シンプルかつ美しいデザインで幅広いシーンに対応できる腕時計です。
1844 Chronograph, Steel/White
クロノグラフが誕生した1844年に由来した商品名のクロノグラフウォッチです。
複雑な機能性を北欧デザインらしいシンプルで洗練されたデザインで仕上げました。パールホワイトや質感がどこかヴィンテージらしさを感じさせてくれます。
精密な線と数字でデザインされたインデックス、秒単位と60分まで測定可能なストップウォッチ機能など、デザイン性と機能性の両立をご堪能ください。
1969 Vintage, Steel/White
1969年は世界初のクォーツ時計がリリースされた年です。正確性とコンパクトなサイズ、そして手頃な価格を実現した画期的な出来事に由来し、1969 Vintageが生まれました。
弊社で初となるユニセックスデザインであり、ヴィンテージなディテールを表現しています。
トレンドを意識するならラグスポウォッチもチェック！
幅広くお楽しみいただける腕時計をご紹介しましたが、腕時計のバリエーションはほかにも多くのものがリリースされています。
とくに最近、「ラグスポ」に熱い視線が注がれています。「ラグジュアリー（高級感）」「スポーティ」を両立させるラグスポは、腕時計を愛する男性ならチェック必須と言っても過言ではないかもしれません。
腕時計の最新トレンドとも言えるラグスポについて、こちらの記事で詳しく紹介しています。見逃せないラグスポの情報をぜひチェックしてみてください。
別ブログ記事：
まとめ
腕時計にこだわりがある男性ほど、各パーツの名称や役割について知っておきたいものでしょう。知れば知るほど腕時計に魅力を感じ、愛着が深くなるのではないでしょうか。
デンマーク生まれのAbout Vintageでは、腕時計にこだわりを持つ男性に自信を持っておすすめできる腕時計を多数販売しています。About Vintageは海外ブランドですが、日本のお客さまにご安心いただけるよう、日本人スタッフよるカスタマーサービス・配送料無料などを用意しております。
腕時計へのこだわりが詰まった1本をお探しのかたは、弊社のラインナップをチェックしてみてくださいね。
