腕時計にもTPOがある!知っておきたい腕時計のシーン別セレクト
社会人になるとTPOを考慮すべき場に参加する機会が増えます。服装、靴、バッグ…シーンに応じたアイテムのセレクトは社会人としてのマナーのひとつです。ぜひとも意識したいところでしょう。
ほかの小物と同様、腕時計もTPOに合わせたセレクトを心がけたいアイテムです。フォーマル、プライベート、商談の場など、考えるべきシーンは思いのほか多く、社会人経験の浅いうちは悩んでしまうこともあるでしょう。
本記事では、TPOを意識すべきシーンに応じた腕時計の選び方について詳しくご紹介します。
TPOとは?社会人なら必ず意識したい重要事項!
まずはTPOの意味についておさえておきましょう。すでにご存知のかたも多いかもしれませんが、TPOはビジネスマナーにおいてだけではなく、一般社会でも意識すべきことです。
TPOとは「時や場所、場面をわきまえた振る舞い」のことで、社会人として身につけておくべき概念です。
英語では「Time Place Occasion」と表し、それぞれの単語の頭文字を取って「TPO」と呼ばれています。
TPOをわきまえた振る舞いは、社会人として非常に重要です。TPOを理解していない行動によって、周囲の人からの評価が下がってしまうことも。決して大げさな表現ではなく、日々積み重ねた信頼が崩れる可能性も十分あり得ます。社会人として、TPOを考えて状況を判断し、適切な言動を心がけるべきでしょう。
TPOに求められるのは行動だけではなく、身だしなみも同様です。服装や清潔感をはじめ、社会人として状況を判断して身だしなみを整える必要があります。
腕時計もTPOに合わせて!セレクトを考えるべきシーン
身だしなみには小物の選び方も含まれます。腕時計もそのひとつ。TPOをわきまえて腕時計を選ばなければ、場合によっては「失礼な人だ」と思われてしまいます。
身につける腕時計は、高級ブランドや最新モデルでなくても構いません。
ブランドやグレードなどを気にしすぎるのではなく「TPOに合っているか」を考えましょう。
社会人が多く経験するシーンとして代表的なものは、お客様と接するような「ビジネスシーン」、会食などの「フォーマルなシーン」、交流会などの「カジュアルなシーン」です。それぞれのTPOがあることは容易に予想できますよね。
ではそれぞれのシーンでTPOにマッチした腕時計とは、どのようなタイプなのでしょうか。
ビジネスでお客様を訪問するシーンでは?
具体的なシーンを考えてみましょう。
まずは、お客様先への訪問などのビジネスシーンから説明していきます。
会社の顔としてお客様と接する社会人にとって、腕時計選びは重要です。腕時計選びを間違えると、お客様にあまり良くない印象を与えてしまう可能性も。
ではどのような腕時計がビジネスシーンに相応しいのでしょうか?
第一に、安すぎる腕時計は避けましょう。お客様と会うのに、安っぽすぎるコーディネートはTPOにマッチしているとは言えません。現状の収入や自分の経験、年齢などを考え、身の丈に合った価格帯で、質の良い腕時計を選ぶのがおすすめです。
また腕時計のタイプは、デジタルだとカジュアルな印象を与えかねないため、アナログタイプがおすすめです。
営業職の場合、高級ブランドの腕時計をしている人も多いでしょう。袖口からのぞく有名ブランドの腕時計は、営業職としての能力や実績をアピールする効果があるため、実績を積んだ営業職の方にはぴったりです。
ただ、社会人として経験の浅い人にはあまりおすすめできません。見るからに経験の浅そうな人が高級ブランドの時計をつけていると、悪目立ちする原因となり、相手に悪い印象を与えてしまう可能性があるためです。
- 高級ブランドや最新モデルでなくても良い
- アナログタイプの腕時計
- 身の丈に合った価格で購入でき、品質が良いもの
ビジネスシーンにマッチする腕時計の条件は、上記3つです。
自分のレベルを考慮して腕時計を選ぶと、背伸びすることなくお客様と接することができるでしょう。
会食のような高級な場所・フォーマルなシーンでは?
次はパーティーや高級レストランでの腕時計選びを説明します。
社会人になると、お客様と会食の機会も多くなります。高級レストランなどフォーマルな服装が求められる場所に出向くこともあるでしょう。そういった場所では、マナー違反にならない高級感のある腕時計を選ぶ必要があります。
高級レストランには、ドレスコードがあります。海外ではドレスコードありのレストランなどは一般的ですが、日本にもドレスコードを設けている高級レストランは少なくありません。そこではお店の格式にふさわしい装いが求められます。
腕時計に明確なドレスコードはありませんが、やはり場にふさわしい「TPOを意識したもの」が良いでしょう。
フォーマルな場所にふさわしい腕時計は「ドレスウォッチ」と呼ばれ、基本的には「二針・三針」のアナログタイプの腕時計を指します。
高級店に出向くからと言って、高級な腕時計を用意する必要はありません。
自分の経済力に合わせた価格帯から、以下の条件に合う腕時計を探してみましょう。
- 薄い丸型のタイプ(ラウンドケース)
- シンプル、かつエレガントなデザイン
- 白色の文字盤でダークトーンなベルト
- 二針、または三針のアナログタイプ
これらの条件は、フォーマルシーンでは非常に重要です。もともとドレスウォッチはシンプルでエレガントな作りで、袖口から覗いても目立たず、それでいて品を感じさせてくれる腕時計の名称です。
「フォーマルな場では時間を気にするべきではない」というマナーがあるため、腕時計が目立ってしまうと「早く帰りたいのでは?」と邪推されかねません。
フォーマルなシーンは、結婚式など記念の場であることも多いため、マナーは重要です。ぜひ意識してみてください。
交流会のような少しカジュアルなシーンでは?
最後は交流会などのカジュアルなシーンでの腕時計選びを説明します。
商談や会食などに比べると、交流会はカジュアルです。とは言ってもプライベートではないため、ある程度のマナーが必要です。
カジュアルなシーンで着用する腕時計は、ビジネスやフォーマルなシーンに比べて派手でも構いませんが、柄物ベルトなどの「奇抜すぎるデザイン」は避けたほうが無難でしょう。自分の好みや個性を適度に出しつつ、場に馴染むデザインの腕時計が適切です。
堅苦しくないカジュアルなシーンで活躍してくれるのが「アナログタイプのスポーツウォッチ」です。とくに三針のスポーツウィッチは、正装が必要とされるシーン以外なら、どんなシーンにもマッチするオールラウンダーだと言われています。交流会のようなカジュアルでありながらも、少しフォーマルを意識したい場によく似合うでしょう。
どんな腕時計を選べば良いか悩んでいる方は「アナログタイプのスポーツウォッチ」を選んでおけば、問題なく場を楽しむことができます。その際に知る人ぞ知るブランドの腕時計をつけていると、会話のきっかけになるかもしれませんね。
TPOに合わせた腕時計で注目したいポイント
腕時計にもTPOが重要なことを理解し、いざTPOを意識した腕時計を選ぼう!と思っても、条件に合う腕時計を見つけるのはなかなか難しいものです。
ビジネスシーンにぴったりの1本を見つけても、冠婚葬祭やプライベート、アウトドアなどで使う腕時計としてはふさわしくない可能性もあります。
TPOにマッチする腕時計の条件を頭に入れておくことで、恥をかかない腕時計を手に入れられるでしょう。
また、腕時計にはシーンに合わせた付け方があります。詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
ベルトでアレンジ!TPOにふさわしい腕時計に
TPOで腕時計を使い分けるのは大切です。そのために複数の腕時計を持っている人も少なくありません。ただ、まだ社会人経験が浅く、腕時計にお金をかける余裕のない人にとっては、TPOに合わせた腕時計を複数購入するのは難しいでしょう。
そこで、おすすめなのが「ベルトでのアレンジ」です。腕時計はベルトを付け替えるだけで、簡単に手持ちの腕時計の雰囲気を変えられるもの。
ファッションとして遊び心を加えることも可能ですので、TPOでの使い分け以外でも、楽しみが広がりそうですね。
自由にアレンジできるとはいえ、TPOを意識するため最低限の知識は必要です。
ここからは腕時計をベルトでアレンジする際の注意点を紹介していきます。
ベルトのサイズに注意
好みのベルトを見つけても、腕時計のサイズと合わなければ交換できません。ラグ(腕時計のベルトがついている部分)の幅を測り、サイズの合うベルトを用意しましょう。
多くの時計は、公式サイトにラグの幅が記載されています。ベルトの購入前に確認すると良いでしょう。
また、ベルトの長さにも注意が必要です。手首の太さに応じた長さでなければ、使いにくさを感じたり、場合によっては見苦しくなってしまうケースがあります。購入前に自分で手首周りを測っておくと、ぴったりの長さのベルトを見つけやすくなります。
季節やTPOでベルトの素材を選ぶ
ベルトを選ぶ際は、季節感やTPOを重視しましょう。夏場に交換するのなら、蒸れにくいメッシュやメタル素材のベルトがおすすめです。防水性の高いシリコンも良いでしょう。季節ごとに素材を使い分けると、よりお洒落を楽しめそうですね。
TPOで考えるのなら、黒のレザーベルトを1本持っておくと役に立ってくれます。ビジネスやフォーマルな席で広く使えるため、ビジネス用の時計としてアレンジしたいときはもちろん、冠婚葬祭のときにも困りません。
交換方法や必要な道具を調べておく
ベルトの交換には少しコツがいります。せっかくTPOや季節にぴったりのベルトでアレンジを楽しもうとしても、肝心の交換方法が分からないと本末転倒です。
ベルト交換には「バネ棒外し」という道具が必要です。ベルトを腕時計に固定している部品「バネ棒」を外す際に使います。
バネ棒外しは大抵、購入時の箱に同梱されています。もし同梱されていなければ、アレンジ用のベルトを買うときに、一緒に購入しておくとスムーズに交換できるでしょう。
まとめ
腕時計はTPOに合わせて選ぶ必要があります。シーンやマナー、格式に応じた腕時計選びを心がけましょう。
使い分けるほど腕時計を持っていない場合は、ベルト交換でのアレンジもおすすめです。ベルトの素材や雰囲気によっては、複数のシーンで使い分けられるようになります。
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わざわざ複数の腕時計を購入しなくても、1本ご購入いただくだけでさまざまなシーンで使える腕時計を手に入れられます。
例えば、1本目のベルトはシンプルなものを選び、2本目としてきらびやかなステンレス製のベルトをお選びいただくと、雰囲気を変えて同じ腕時計を複数のシーンで使い回すことができるようになります。
社会人としてさまざまな場所に行く機会が増え、どんな腕時計を購入すれば良いかわからない。という方は一度About Vintageをご検討くださいませ。
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